アメリカの株価(ニューヨークダウ)は上がり続ける?

スポンサーリンク

モーニングサテライト 佐々木キャスターは、3月で卒業 そして、「佐々木キャスターが見たニューヨークダウの強さ」

本日(2021/03/24)で、毎朝観ている「モーニングサテライト」(テレビ東京)の佐々木明子キャスターが、卒業とのこと。
来週(2021/03/29)からは、22:00から「ワールドビジネスサテライト」のキャスターになるとのこと。
番組最後のごあいさつで、2006年にニューヨークキャスターとして参加して以来、本番組を担当したとのことをお話ししてました。
2008年9月のリーマン・ショックも現地で経験したとのこと。貴重な体験だったと思います。
最後は、ちょっと涙声になっていましたが、朝から、こちらも感動してしまいました。
卒業のあいさつにありました「佐々木キャスターが見たニューヨークダウの強さ」に、目をひかれました。

今日、ダウ工業株30種平均と呼ばれる「アメリカダウ平均」は、1896年にその算出をスタートさせました。
当初の構成銘柄はたったの12社。ダウ平均は『40.94ドル』でスタートしています。

ダウ工業株平均とは

米国の代表的な企業30社の株価の指標です。公益と不動産以外の主要な全業種が含まれます。公益株と輸送株はそれぞれ別の指数があります。
その始まりは、重工業と素材を扱う企業の指標として始まりましたが、”米経済の変遷に伴い、より幅広い業種の企業を組み入れる”ようになっています。
ここが、肝心なところです。

S&P500種指数など他の指標との違いは

ダウは株価を用いて平均化しますが、S&P500種指数などの指数は時価総額を加重平均して算出します。このため、両指数の動きには違いが出ることになります。

ボーイング株(2021年03月29日終値は約250ドル)の大幅な上昇は、アップル株(同約121ドル)の同程度の上昇よりもダウに及ぼす影響がはるかに大きい。
でも実際は、時価総額で比較すると、アップルはボーイングの約14倍です。つまり、S&Pならアップルの方がボーイングよりも大きな影響をもたらすことになります。

ダウのはじまり

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の初代エディターで、その発行元であるダウ・ジョーンズの共同創業者であるチャールズ・ダウ氏が、作り出したものです。
読者に株式市場の動きを説明する指標として開発されたといわれています。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙上で1896年に12銘柄の平均を毎日掲載したのが始まりです。それ以前は、主に鉄道銘柄で構成された株価平均がWSJの前身の出版物に1884年から掲載されていました。構成銘柄は1916年に20銘柄に、そして、1928年に30銘柄となりました。

当初の構成銘柄で今も残っているものは

「ゼロ」です。ゼネラル・エレクトリック (GE)は、2018年にウォルグリーン・ブーツ・アライアンスと入れ替えられるまで、1896年当初から続く最後の銘柄だった(一時除外されていた時期がありますが)。2018年6月25日にゼネラル・エレクトリック (GE)が除外されたことで、1896年の当初から継続して採用されている銘柄はなくなりました。

1928年10月1日から継続して採用されていたエクソン・モービルも除外となっています。(上記表の22番を順番に見て頂けると分かりますが、エクソンモービルは元々スタンダード・オイル・オブ・ニュージャージーというロックフェラー家が設立した会社で、エクソンに改名後、現在のエクソン・モービルとなっています)

最長記録を現在保持しているのは1932年に構成銘柄となった プロクター・アンド・ギャンブル (P&G)です。

構成銘柄が入れ替わるタイミングは?

不定期で行われます。一部の企業は出たり入ったりを繰り返している。例えば、IBM は1932年に構成銘柄となりましたが、1939年に一度、はずされました。そして、40年後に再び組み入れられました。 コカ・コーラ も1932年に構成銘柄となり、いったん1935年に除外されましたが、1987年に再び採用されました。両社ともに現在も構成銘柄です。

米国を代表する優良銘柄を30社集めた指標であるため、構成銘柄は時代の変化に合わせ入れ替えを行われています。
以前は全てニューヨーク証券取引所(NYSE)の銘柄でしたが、1999年に初めてナスダックからインテルとマイクロソフトが採用されました。現在では、インテル、マイクロソフトに加えて、アップル、シスコシステムズ、ウォールグリーン・ブーツ・アライアンスの合計5社がナスダック市場から採用されています。

構成銘柄はどのように決められるのか

それはS&Pダウジョーンズ社から送られた代表3人、ならびにウォールストリート・ジャーナルから送られた代表2名、合計5名から構成される指数委員会メンバーが合議で決めます。指数委員会は定期的に会合を持ちます。指数委員会では、予定に上がっている指数採用銘柄の株式分割などのコーポレート・アクションが指数に与える影響について検討し、ダウ平均の算出方法に従い、「素晴らしい名声」と持続的成長の可能性を兼ね備えた、投資家の関心の高い米国企業を検討、臨機応変に対応します。

NYダウ平均株価の長期月足データ(1928年10月~)

baseviews.comさんのNYダウ工業株30種平均 超長期月足チャート(1928年10月から)を参考に作成しました。baseviews.comさんのグラフは、都度のトピックスも記載されていて、とても勉強になります。
baseviews.comさんのNYダウ工業株30種平均 超長期月足チャート(1928年10月から)
http://baseviews.com/chart/dow-ja.html

ダウ平均とアメリカの繁栄

個人的感想としては、1985年のプラザ合意で、日本がアメリカの罠に引っ掛かり、反対に、アメリカが驚異の好景気をむかえるのを機に、どんどんダウ平均は、上がっていった、という感じです。
1987年のブラックマンデーを迎えた時点でも、まだ、プラザ合意以前よりは、高かったのですから。
日本は、バブルがはじけて瀕死の状態となり、アメリカは、その後、世界経済1強となりました。1995年のインターネット革命を機に、さらに上昇に拍車がかかった、という感じです。

ダウ平均は、上昇し続けていますが、その銘柄は、アメリカ経済をけん引する企業に、絶えず入れ替えられています。ダウ平均は、その時代のアメリカ経済成長そのものをアピールするように形作られたものだと思います。株価の上昇をそのまま意味するものでは、ない、ということです。ウォーレン・バフェットの「買うのは企業、株ではない。」の言葉をもじれば、「買うのはアメリカ、企業や株ではない。」ということでしょうか。アメリカが繁栄し続けるのであれば、株を保持し続ければ、儲かる、ということです。ここで重要なことは、その後、何十年も存在し続ける会社の株を買えば、ということが前提ではないでしょうか。

アメリカの経済成長をアピールするために形成された指標で、その時代のアメリカの経済成長そのものの指標が、ダウ平均なのだと感じました。

最後にウォーレン・バフェットの言葉を。

【広告】
DMM CFDで、インデックス投資
DMM CFDは、”安心””シンプル”、”低コスト”
▼  ▼  ▼  ▼  ▼  ▼  ▼  ▼  ▼
=======================================================
┌─┐
│1│お客様の資金は『全額信託保全』
└───────────────────────────────
DMM CFD は、全額信託保全で安心・安全な取引環境、お客様の資金は、
日証金信託銀行に委託。
=======================================================
┌─┐
│2│米国株価指数の取引なら、目移りしない DMM CFD!!
└───────────────────────────────
CFD取引の主要他社では100種類以上の銘柄がありますが、初心者の方は
どれがいいか迷ったり、玄人向きの銘柄に手を出して、余計な損をする
リスクも可能性も高まります。
DMM CFD の取り扱い株価指数銘柄は、目移りしないシンプル4銘柄!!
=======================================================
┌─┐
│3│取引手数料は0円の「低コスト」
└───────────────────────────────
DMM CFD のスプレッドは、業界最狭水準!!
=======================================================
┌─┐
│4│CFD取引の内容等を十分にご理解ください!!
└───────────────────────────────
インデックス投資は魅力ですが、「レバレッジ」と「利定/損切」は、
十分にご理解ください。下の動画もご参考に!!「アルケゴス・ショック」を忘れるな、です!
=======================================================

タイトルとURLをコピーしました