株は博打?

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株は博打?株は怖い?

よく昔から「株は博打」といわれています。
多くの人が、「株は博打」の考え方から抜け出ることはできません。
その理由は、明確です。
株は、損することがあるからです。

毎日、日経平均、ダウ平均、S&P500の価格をニュースで報じていますが、
上がったり、下がったり。

こんなに先がわからなければ、安心して大切なお金を預けることはできない、
そう思っても不思議ではありません。

いや、当然です。
毎日、不安でたまらないことでしょう。
株で損して、なけなしのお金が、資産が、なくなってしまうかもしれになんて、
思っただけでもぞっとします。

このお金がなくなったら、将来どうやって生活していけばいいのか・・・。

「退職金を注ぎ込んで」なんてもってのほか、なくなってもいいお金を出してやるのが株や投資なんだと思っている人は、いまだに多いのではないでしょうか。

アメリカ、ヨーロッパに比べて、日本の家計における現金保有は、圧倒的です。

資金循環の日米欧比較 – 日本銀行

しかし、株式投資している人を見ると、一般の主婦とか高齢者の方も今はやってます。
若いサラリーマンは、年金があてにできない将来のためと、少ない給料のなかから株やさまざまな投資を行っている人も多くいます。

本当に大丈夫なのでしょうか?
「資産をふやせる」、「簡単に投資ができる」というセールストークに引っ掛かってしまったのではないかと、不安にかられる方も多くいらっしゃいます。

投資と投機の違い

ここでひとつ、考えてみましょう。
「投資」と「投機」の違いです。

投資とは、
何らかの付加価値を生み出す資産を購入し、長期的に保有し続けていくこと。つまり、将来が有望な投資先に、長期的に資金を投じること。

投機とは、
資産価格の動く方向を予測し、上がるか下がるかに賭けて売買を行うこと。つまり、相場の変動を利用して利益を得ようとする短期的な取引であり、相場によっては大きな損失が発生する可能性があるものです。これは、明らかに、丁半博打と同じです。

株式のデイトレードやバイナリーオプションが、投機、博打に近いといえると思います。
しかしながら、投機的な取引で大きな財産を築かれた人もいることは事実です。

短期的に得られる利幅は、さほど大きくないことが多いので、そのぶんレバレッジ(担保として預けた証拠金の何十倍にも相当する資金を動かして取引する仕組み)をかけたり、回数をたくさん稼がなければならなくなったり、より大きなリスクがあるということは頭に入れておかなければなりません。

一日くらいの短期的な値動きには、ちょっとした経済ニュースや社会状況など、不確定な要因で、あっという間に変動していしまいます。
一瞬で強制的に決済され、資金がなくなってしまったり、あるいは、追加証拠金の差し入れが必要となり、さらに損失が膨らむ可能性もあります。

しかし、投資は、一瞬にしてお金が消えてなくなるものではありません。
株は、上がることもあれば、下がることもある。
現在は、損失が発生していても、保有していれば、上がることもあります。
マイナスの状態で売れば、損ですが、売らなければ、損失が確定したわけではありません。
これは、勝負の確定が定められている「博打」とは、違うルールが、投資にはあるのだと思います。

いろいろな根も葉もない、実に本当にありそうな”噂”が、流れてきます。
SNSが、これだけ社会に根付いていれば、なおさらです。
そんな噂に騙されず、正しい情報、理屈を基づいた情報収集し、整理し、それをしっかりと判断する能力さえ持っていれば、
自分が、どの情報をもとに投資していくかということができるようになるのではないでしょうか。

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