投資は怖い、株は怖い、でもお金は欲しい
若いうちから、老後のために資産運用をしておかなければ、いけません、などとよくインターネットでも見ます。
でも、投資、株は、下がっちゃう時もあるから、損もしちゃうでしょ、せっかくの虎の子のお金を、一瞬でなくすなんて、怖すぎる！！！
株をふくめて、投資に関するまわりの話は、いろいろと耳に入ってきます。
株で言えば、信用取引で家を失ったとか、商品先物で、すべてを失ったとか、
家族と一軒家に住んでいたのに、一家離散、当人は、狭い安アパートで一人暮らしをしている、
とか、もう、この世の終わりのような話が、巷に溢れています。
本当に投資は怖いものなのでしょうか？素人が手を出すべきではないギャンブルなのでしょうか？
「投資は怖い」は、確かに正しい
ニュースで言われているように年金受給や老後の費用のことを考えると、このまま何もしないで歳だけをとってしまうのは、とても不安です。
老後の生活のことを考えると、いまのままでは、自分の人生を全うできそうもありません。
お金をどうにかしないと大変なことになる、ということは真剣に考えています。
であれば、お金をふやすには、なにかに投資をしてみよう、とりあえず、株でもやってみるか・・・。
株は怖い、けれども、老後の貧乏はもっと怖い、日常の生活とは別に、お金をふやすということをずっと考えている、
毎日、考えている、だからといって、テレビで見ているのは、芸能ニュース、スポーツニュース、天気予報、一般のニュースだけ。
このような毎日を送っている人が、「お金が欲しい、投資は怖い、株は怖い」と思っているのであれば、かなり危険な状況にいます。
資産運用に関する知識はない、はっきりいって、あんな難しい話はわからん、
知っているのは、今日のニュースでやっていた「こんな新製品が出た」、「この企業は好調な業績だった」ということだけ。
お金は欲しい、絶対に損はしたくない、なにかやりようはないかな？
危ないです、お金がただほしいだけ、でも、なにも考えたくない、こんな人は、危ないです。
投資が危ない理由
投資が危ない理由 その１ 投資の知識がない、投資関連の情報を集めない
ウワサ話やテレビの夜のニュースだけをたよりに、投資は怖い、株は怖い、と思っている人は、株式投資、そのほかの投資、そして、資産運用に関する知識が、ほぼありません。
どのような投資方法、投資商品に、どんなリスクがあるのか、
手数料は、その投資商品ごとにいくらなのか（手数料自体、わかっていません）、
税金はどれくらいとられるのか、
こんなことを全く知りませんし、知ろうともしません。
損しない投資があるらしいよ、
そう、それなら銀行に貯金をしておくより、投資したほうがましね、
と思っている人は、この時点で、破産です。
投資と貯金の区別もできていないなんて。
そんな不安を抱えて、でも、お金は欲しい、と思っている方のところには、悪魔のささやきが耳元でつぶやかれます。
「プロに任せておけば安心です。銀行の貯蓄型投資だから安心ですよ」、
「保険会社の貯蓄型投資だから大丈夫ですよ、みなさんやっています」、
このささやきで、ふらっとお金を出してしまったとたんに、お先真っ暗です。
知識や正しい情報がないから、おすすめされている”モノ”が、詐欺・ボッタクリなのかどうかを見抜けないのです。
人の言葉を信用する前に、それが本当かどうかを確かめる。
そのためには、正しい知識と情報が必要です。
投資が危ない理由 その２ お金持ちになりたい、お金が大好き、お金が欲しくてどうしようもない
「株は怖い」、「投資は怖い」と思いつつも、株のことが気になるのは、お金が欲しくてたまらないから。
知識がないのに、お金が欲しいなんて、まさに、飛んで火にいる夏の虫、です。
ちょっとおこづかいが欲しい、
儲うけるお金でこれ買っちゃおうかな、
儲かったら旅行でも行っちゃおうかな、
知り合いよりうまくやりたい、
下心をもつと、あっさりと資産を減らしてしまいます。
投資が危ない理由 その３ 「損したくない」という思いがあまりにも強すぎる
お金は欲しいけど、絶対に損したくない、という思いがとても強い。
でも、まったく、リスクのないところに、リターンはあるでしょうか。
そんな都合のいい話は、ありません。
元本保証の投資なんて、ありません。
お金は増やしたいけど、減ってしまうリスクは、嫌だ、というのは、この世に存在しないお話です。
「投資は怖い」理由
素人には、詐欺・ボッタクリともいえる商品がたくさんあります。
一見、簡単そうに見えて、その実、まったく複雑な取引商品であることがたくさんあります。
やり方を間違えるととんでもないことになるような取引方法を普通の取引方法と思えるように見せている商品がたくさんあります。
未来は誰にもわからないのに、あたかも、バラ色の未来が、はっきりとあるように見せている商品がたくさんあります
投資は怖い理由 その１ 詐欺・ボッタクリ商品がたくさんある
素人には、「合法詐欺」とでも言いたくなるようなボッタクリ商品が、金融商品にはたくさんあります。
CFDのように、株式、商品先物と、投資の知識が異なる対象商品が複数あり、かつ、レバレッジをきかせた取引が通常におこなわれる商品があります。
FX（外国為替証拠金取引）も、レバレッジをきかせた取引が、通常に行われています。
レバレッジとは、証拠金として預けた資金の何倍もの金額の取引が可能となる取引方法です。
証拠金維持率が、規定より下回った場合は、ロスカット（強制決済）されてしまいます。
泣こうが、喚こうが、損したまま、強制的に決済されてしまいます。
その瞬間、投資していた大切な資産が消えてしまいます。
CFDは、株式と商品先物は、まったく異なる知識が必要にもかかわらず、同じ金融サービスで取引できてしまいます。
それも、レバレッジをきかせた取引でです。
「儲かる」とうたわれているのは、「ハイリスク・ハイリターン」のことです。
儲かるかもしれませんが、損する可能性もあります。
レバレッジをきかせた取引であれば、損失額は、大きなものになります。
投資は怖い理由 その２ やり方を間違えると限りなく悲惨な結果になる
「全財産を失う」「借金まみれになる」といったケースもありえます。
借金のリスクを負えないなら、信用取引はしない、
追加の資金がなければ、信用取引やレバレッジの取引はしない、
全財産を失わないように、投資金額を適正に保つ、
大損するのが怖いなら、投資商品を分散する、
十分な知識がなければ、よりリスクの低い投資方法を選ぶ、
といった対策を適切に実施しないと、投資は、怖いものになってしまいます。
投資は怖い理由 その３ 未来は誰にもわからない
未来のことは、誰にもわかりません。
だから、確実に儲かる投資は、存在しません。
ノストラダムスだって、予言をはずします（古い・・・）。
そんなリスクがあっても投資をする理由
投資をする理由 その１ 少額を、いろいろな商品に小額から投資する方法があるから
ETFのような商品で投資ができます。
ETFは、“Exchange Traded Funds”の略で、「上場投資信託」と呼ばれています。
ETFであれば数万円程度の予算があれば、ある程度の自由に選ぶことができます。
そしてETF投資は、個別銘柄に投資をするよりリスク低減が図れます。
あるいは、投資の知識が乏しい、日々の投資情報を追っていくのは無理、という方には、投資信託というプロが運用してくれる商品もあります。
ETFも投資信託も、手数料はかかりますし、取引にはいろいろなルールがあります。 決して、安易なものでありませんが、ギャンブルとは、異なる投資方法です。
投資をする理由 その２ 自分にとって過大なリスクはとらなくていい投資方法がある
株式投資を始めるにしても、とれるリスクは人それぞれです。
年齢、家族、投資可能資産額、職業など、人それぞれの事情によって、抱えることのできるリスクは変わってきます。
自分のtライフプランによって、投資の仕方も変わってきます。
金融庁でも「人生設計としてのライフプラン」として投資に言及しています。
投資の基本
無理してたくさんリスクをとる必要はありません、
夜も眠れないような投資の仕方はしない、
信用取引はしない、
過剰なレバレッジ取引はしない、
分散投資を心がける、
自分が不安にならないよう、自分なりのルールを定め、それを守る投資が、負担のない投資といえるのではないでしょうか。
ますは、毎朝、5:45から、テレビ東京の「モーニングサテライト」を見てからでしょうかね。
最初は、何言っているのか、さっぱりわかりません。
半年も見れば、なんとなく理解できるような気がします。
インターネットでも、Youtubeでも、投資に関する情報は、あふれています。（気をつけてください、玉石混合です）
将来のためにも、リスクの低い投資から、欲をかかずに始めるというのは、いかがかなと思います。
※投資は、自己責任でお願いします。
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